マーフィーの法則が当てハマる日

 

英語に “マーフィーの法則 (Murphy's Law)” という表現がある。これは、“悪くなりそうな物事は、悪くなる”という、人に用心を促す冗談めいた言い回しだ。“法則”などと言えるシロモノではないが。 

  

昨日のライブは、そんな一日だった。 

  

先週から長く続く悪天候で、金曜日の夜というのになかなか客足が伸びず、しかも演奏中に曲の途中で、ギターアンプの真空管が飛んだ。こんなことは、初めてだ。 

  

さらに、セットの休憩時間中に、我々がステージから離れている間に、バンドへのチップ缶に手を突っ込んで、現金を盗もうとした奴がいたが、これは危ういところで防いだ。近頃は世間では、楽器や機材もよく狙われるらしいから要注意だ。 

  

おまけに、長雨のせいで山の木が倒れて帰り道のハイウェイが封鎖され、夜の10時にライブが終わったのに、家に着いたのは午前2時を回っていた。 

  

まあ、良かった事があったとするとそれは、予期しなかったアンプの故障で、初めてアコースティック・ブルースを人前で演奏したことぐらいか。これをきっかけに、ひょっとすると新境地を開いたかもしれない。 

  

写真は、昨夜使ってみた Odell 製 Vega という古いギター。1940 年代頃に作られたと言われている。



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