(前編からの続き)
僕は以前、ローリング・ストーンズのブラウン シュガーを、普通のチューニングで弾いていたことがある。が、ギターの微妙なニュアンスがどこか違うとずっと感じていた。オープンGチューニングにして初めて、あのダーティかつ歯切れの良いギターのグルーブが出た。
キース・リチャードのオープンGチューニングのギターを認識して以来、僕はストーンズの音楽にハマってしまった。数年前に、このベイエリアで実験的にストーンズのカバーをやり始め、昨年から日本でストーンズ・トリビュートをやるようになった。それは今や自分のツアープログラムの重要な一部となっている。
この5月の2週間にわたる日本ツアーでは、昨年関西で始めた新企画のストーンズ特集を名古屋と東京でも行なう。今の日本に、ストーンズ曲だけで2セットをフルにカバーするトリビュートバンドはいるのだろうか?
さらにその他にも、これまでメインにしてきたギターブルースのプログラムに加えて、往年のダウンホーム・シカゴブルース特集もある。
そしてこの秋には、キーボードをフィーチュアして初期R&B特集も企画している。つまりツアーのプログラムが4種類の多岐にわたる。ツアー全体の延べの曲数の多さは半端が無い。
という風にこの2年ほど、春と秋に年2回の日本ツアーのプログラムの拡張に大きく時間を割き、それに集中して来た。今年の終盤あたりからは、このベイエリアでの再活動をまた視野に入れ始めている。



