最近、日本で手に入れた日本のブルースアルバム2枚について。
ひとつは、日本のブルースハーモニカの草分け、妹尾隆一郎氏の「メッシング・アラウンド」の再発デラックス盤。未発表曲が2枚目のCDに丸一枚分たっぷり入っている。
日本でブルースブームが起きた1970年代、つまり50年以上も前に、既にこの完成度の高いシカゴのハーモニカ・ブルースが日本で演奏されていたのは驚きだ。
もう一枚は同じ時期に、つまり僕が高校時代にラジオで聴いたことのあった、スカイドッグ・ブルースバンドのデビューアルバム。彼らは、当時は「モダン」とされたシカゴのエレクトリック・ブルースを日本語で歌っていた。
日本人が日本語でブルース音楽を再現するのは、時代に関わらず素晴らしいことだ。それは、英語のハンディキャップや、ブルースの背後にあるゴスペル音楽の宗教的な重荷が無くなるから。つまり、日本で生まれ育った環境の違いの要素の多くが省ける。
それに聴衆の対象は日本人なので、海外で日本人が体験するであろう人種差別も無いし。

