ブルース・ハープ(4)

 

京都で学生をしていた頃にブルース・ハープを吹き始めたが、当時は手に入る情報が限られていた。大昔のニューミュージック・マガジンという音楽雑誌のブルース特集号に、妹尾隆一郎氏の短い解説記事があり、それだけが頼りだった。

 

今では、教則用のCDあるいはDVDやら、ネットでレッスン動画が氾濫しているから、何が必要な情報なのかを整理するのが大変なくらいだろう。

 

ひとつの練習法として、アメリカのブルース・ハーピストのチャーリー・マッスルホワイト氏から、ゲーリー・スミス氏に言い伝えられたと言われるものがある。それは、10穴のダイアトニック・ハープの低音の第1穴から第3穴までだけを使って、ソロのフレーズをどれだけ組み立てられるかということらしい。つまり第4穴から第10穴は全て、意識の上で封印するわけだ。

 

例えば、スヌーキー・プライヤーの Boogie Twist という有名なシャッフル曲のイントロのハーモニカの一巡のフレーズは、すべて低音第1穴から第3穴までで成っている。

 

実際にその通りにやってみると、ベンドの音程を強固にするのに役立つし、ひとつひとつの音を大事にするようになる。第4穴も、そしてそれにも慣れた後に、その他の穴も使ってもよいとしたときに、ありがたいと感じた。これがフレーズを大事に組み立てる気持ちにつながる。ビートが狂わないように、メトロノームを使うのもいい。今からでも遅くないから、こういう地道な練習をこれからも繰り返すつもりだ。
 

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