この春の日本ツアーの次にあるもの


2013年に行き始めた日本ツアーも今年で4年目に入る。当初は出身地である関西を中心に始めたのだが、今や中部・東京にも足を延ばすようになった。ここまで来れたのも、お世話になった現地のミュージシャンや、ライブハウスのスタッフの方々はもちろん、何よりも自分の演奏を聴きに来てくださったファンのサポートがあればこそだった。 
 

来週始まる短い日本ツアーが終わるとすぐ、6月に数週間ほどシカゴに滞在する。これは、ブルースのメッカであるシカゴへの自分なりの ”巡礼” といえる。30年前にアメリカに移住して以来初めて、今回少しまとまった時間シカゴに滞在することになる。 
 

が、その後さらにそこに長居をするかどうかは、行ってみないとわからない。果たして、そこに住みたいと思えるほどのインパクトや機会が、現時点であるだろうか。いずれにしても、シカゴ行きは自分の中で、長い間くすぶって来た課題であり、避けられない道だった。 
 

もう一つ最近の心境の変化といえば、これまでずっとバンド形式でブルースを演ってきたが、このごろは少人数で、例えばデュオでやるアコースティックな音の空間が心地良くなってきたことだ。ドラム無しでは、音が丸裸になるので、自分のリズム感の確かさと、隙間を埋めるギターのセンスが問われる。 
 

いずれはソロの演奏も視野にいれるとするか。まだまだやり残していることはあるので、これからも成長あるのみ。

 

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