先日、この歳になって初めて外科手術を受けた。と言っても、一日で退院できる軽いものだったが、回復に向かうまで4,5日ほど家で安静にしていた。最近、長年の無理と不摂生から、少しずつ体にガタが来始めているような気がしていた。
日本でも手術の経験が全く無かったので、少し不安だったが。あたかも、アメリカン・フットボールのオフェンスとディフェンスのように、執刀医や麻酔医や複数の看護婦のチームが、入れ替わり立ち替わり現われ、全身麻酔で眠らされて目が覚めたら、手術は終わっていた。
それにしても、アメリカの医療費は高い。健康保険に入っていたから良かったものの、保険無しでは、費用の桁が文字通り跳ね上がるから、おちおち危なくて生きてられない。
この近辺でしばしば、ブルース・ミュージシャンのための医療費募金のコンサートが、その友人たちによって催されるのを見かける。おそらく焼け石に水ではないだろうか。
健康は、失ったときに初めてその大切さを実感する。
これからも、これまで以上に人生をエンジョイして行きたいものだ。来月からまた走り込もう。