SNS について(その2)


(続き)
ネットワークの拡張は、日々ひとりひとりの繋がりの積み重ねだ。自分の投稿や、自分がタグされた投稿にいいねがあると、それをきっかけに僕は面識の無い人にでもその方々に友達申請を送ることがある。するとわざわざ どこかでお会いしましたっけ?というメッセージが来たりする。

不特定多数の人々を対象とすることに付随したリスクは、別に日本だけには限られていない。それが不安なら、
SNSなどやらずに、電子メールのグループ・リストでも作って、知り合い同志だけで交信するほうが無難だろう。

 

僕の投稿には、自分のやっているブルース音楽に関するものが多い。日本には、一つのジャンルを深く聞き込んだ評論家顔負けの人が多いので、たまに、知識のひけらかしや、上から目線のかくありきといったコメントが来ることがあるが、ウザッたいだけだ。

それに、日本でライブをやると、たまにその動画を無許可でアップしてくる人がいる。特に、ソーシャル・メディア
の上でそれを長期に放置されるのは、はなはだ迷惑である。

 

SNSの浸透が音楽のビジネス・モデルを大きく変えたとよく言われる。例えば、CDなどの録音物が売れにくくなった一方、僕のように海外に居ながらにして日本ツアーを企画したりできる。また、SNSで広告を見て、遠方からもファンがライブ会場に足を運んでくださるのは、ありがたいことだ。

ただ、最近
“Hi Honey” で切り出す、年齢性別および差出人不詳のメールがよく届くのには閉口しているが。

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