先週の2017年春の日本ツアーより

 

先日、東京・名古屋・京都・大阪の4都市で計5回のライブを無事終えて、カリフォルニアに戻った。各地で入れ替わるサポート・ミュージシャンの方々に、それぞれに違う味を出して頂き、自分でも素晴らしくエンジョイできた。こと楽器の演奏力に関しては、日本のブルースのレベルはアメリカのそれに比べて、全く見劣りが無い。

 

今回は、曲の9割をオーソドックスなシカゴブルースとした。中でも、その多くはハーモニカを吹いた。ツアー中に録画した動画を観察すると、この数年、普段のカリフォルニアでのステージで、ギターと同じ比重でブルースハープを使ってきた成果はあったようだ。次回は是非、クロマティック・ハープを何曲か取り入れよう。 

 

加えて新しい試みは、オープン・チューニングを使ったスライドギターを多用したこともある。が、ツアーでは、ギターを一本だけでこなすため、ステージでチューニングを何度も変える煩わしさがある。 

 

今回のツアーを終えて、これからの方向がハッきりと見えた。それは、これまで長年やってきたスクィーズ・ギターブルースと、ダウンホームなハーモニカ・ブルースの二刀流のスタイルだ。 

 

さて、来月はひと月近くシカゴへ遊びに行く。シカゴ行きはこれまで長年、考えてはいたが実現するのが難しかった。現地でブルース・ジャムセッションなどに毎晩のように参加して、ネットワークを拡げるのが今回の目的だ。向こうでは、いったい何が待っているやら。

 

       

  (上の写真撮影は、Kana Sano さんのご好意によります。どうもありがとうございました。)

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