1ヶ月のシカゴ旅行から帰って(その1)

 

この5月末に日本での短いライブハウス・ツアーから戻り、時差ボケも抜け切らないうちに、車で米西海岸からシカゴ(写真)に向かった。

 

これまでにも、毎年6月に行われるブルース・フェスティバルを観るため、何度か短期間シカゴに滞在したことはあった。が、今回はフェスティバルの盛り上がりだけではなく、普段の街の姿を見たかった。 

 

つまり、シカゴを自分の足で体験するために、車を運転することにしたのだ。それは、近々、ひょっとすると自分の音楽活動をシカゴに移すかもしれないという予感があったからだ。 

 

ブルース・フェスティバルの前にシカゴに到着し、その後6月の月末まで滞在した。その間に、主なブルースクラブを全て回り、全部で15回ほどジャムセッションに参加した。 

 

僕が30年前にアメリカに来てからのバンド活動は、全て行く先々でのブルースジャムがそのきっかけとなってきたから、今回も、当地のミュージシャンやバーのオーナーに顔と名前を覚えてもらう目的で、同じ店にも何度か通った。 

 

今回の滞在中に数多く観たブルース・ショーから受けた印象は、さすがにブルース・ミュージシャンの層が厚い。しかし、昔ながらの伝統的なスタイルのシカゴ・ブルースは、もはやシカゴといえども、少数派であることだ。 

 

今その主流は、ファンキーなコンテンポラリー・ブルース、あるいはブルース・ロック系で、そもそも音量がでかい。それは、時代の変遷とともに、若い世代も含めた聴衆の音楽志向が変化したためであろう。 

 

例えばシカゴで、比較的若い、といっても中年層のブルースバンドが、スティービー・レイボーンのヒット曲 Cold Shot をカバーしているのを見るのは、何となく意外だった。 

 

今まだ現役で活躍している、50歳から60歳以上の世代が消えると、ダウンホームなシカゴ・ブルースはシカゴでは聴けなくなるのだろうか。その頃には、自分もこの世にはいないだろうが。。。(続く)

 

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