シカゴにて (1)

 

先日またカリフォルニアから車でシカゴに移動した。今回は、ロッキー山脈を越えて、コロラドからカンサス、ミズーリー州を経てイリノイ州に入った。アメリカ大陸を縦断するたびに、この国は何と広い国だろうと実感する。 

 

さて、シカゴに着いて早速、ロッキン・ジョニーのライブを観に行き、いきなり数曲セッションさせて貰った。彼とはこれまでに何度か一緒に仕事をしたことがあり、僕の到着を歓迎してくれた。

 

以前にも書いたように、良い演奏をするとどの州でも客席から温かい反応がある。ただ、さすがにシカゴはブルースの本場だけあって、昔ながらの伝統的なスタイルに馴染んだ聴衆が多い。 

 

例えば曲に応じて、オーティス・ラッシュ、マジック・サム、ロックウッドJr、エディー・テイラー風のギターフレーズを挟むと、お客さんが聴き入っているのが演奏していてわかる。砂上に捲いた水が、砂の中にスッと吸い込まれるような感触だ。 

 

シカゴに来た目的は今回も、いわば自分なりのソウル・サーチングである。が、実際的には、そんな悠長なことは言ってられない。この街で音楽活動をやるには、それに応じた人脈作りが絶対に不可欠だ。 

 

つまり、限られた時間の中でどこまで深くこの街に食い込めるかだ。音楽の能力に加えて、人間力 (interpersonal skills) がモノを言うことになるが、実はそれは自分の一番苦手とするところである。が、やるしかないのだ(と、ここに書くことで、自分を追い込んでいる)。

 

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