本場でブルースを演るということ (2)


僕は20代で日本を飛び出し、アメリカで転職を重ねながらここまで来た。

 

日本人としては、多分あまり一般的でない生き方をしてきたので、さぞ大胆で神経が太いと思われるかもしれない。が、普段の生活では、実は僕は極めて慎重で臆病だ。それだからこそ、これまでサバイバルできたといってもよいだろう。

 

昔から、大きな家や高級車、嗜好品といった物質的なものに執着が無かった。今は、音楽に集中するために好きなゴルフも控えている。シリコンバレーであと10年ほど勤めておれば、小金持ちぐらいにはなっていただろうが、それにも大して興味が無かった。自分の墓場にまで、カネは持って行けないからだ。

 

それよりも、他人と違ったことをやるほうが面白いに決まっている。

 

今は、以前から深く傾倒してきたブルースやソウル音楽を、さらに自分の中で消化し、それを自分なりに体現化することに興味がある。

 

あとしばらくは、めいっぱい音楽をやって、それで芽が出なければ、しんどいツアーなど止めて、さっさとゴルフ三昧の生活に移行するつもりだ。また、それはそれで楽しみではある。

 

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