夢について(後編)


(続き) 

思うに、人の夢が実現するかどうかは、思い込みの強さと実行力に大きく依存している。 それをやるしかない環境に身を置くことが、実現の確立を高めるだろう。 

  

僕が日本を飛び出した当時、日本で勤めていた会社を辞めて、学生としてアメリカの大学院の安月給に甘んじた。それは、夢の途中でしんどくなった時に後戻りできる道を、自ら塞いでおく意味もあった。 

  

それと、実現の過程で絶対に要るのは、ワクワク感だ。これが無いと、何か障害にブチ当たったときに、それを乗り越えて前には進めない。推進力が前に向かっていると、多少の運は、後から付いてくることが往々にしてある。 

  

その他にも大小合わせると、自分にはいろいろ夢があり過ぎて、整理するのに困る。 

  

音楽面では、これまで多種類の楽器(キーボード、バンジョー、ベース・ギター、アルト・サックスなど)を衝動買いしたまま、放ったらかしになっているが、いずれはドラムも習いたいと欲どおしい。現在は、ブルース・ハープに深くハマッており、最近はステージでも使い始めた。当面の目標は、一日も早く、自分のハーモニカをプロのレベルに引き上げることだ。 

  

が、中には志し途中であきらめたものもある。例えばスポーツでは、今住んでいるサンタクルーズは、この辺りではサーフィンのメッカとして知られる。それで、いっとき、サーファーになろうと思って、冬にハワイにまで行ってサーフィンのレッスンを取ったことがある。しかし、数回やって、自分には無理だと判断した。 

  

それに、いつかフルマラソンのトレーニングを始めたいが、今はその優先順位が低い。10年以上前に始めたゴルフも、根を詰めて練習を続ければ、シングル・ハンデキャップまでは到達すると思うが、今は、音楽に忙し過ぎてお預けだ。一番調子の良かった頃に、ホール・イン・ワンと、パー4でホール・イン・ツーと、過去に2回イーグルを経験したことがあるのが今でも自慢だ。 

  

こうして一覧すると、ほとんどは自己中心のものばかりだから、気楽なものではある。 
 

今も自分は毎日、夢見心地(カリフォルニア・ドリーミング)でいるのかもしれないが、それならそれで、ずっと夢から覚めずにいたいものだ。
 

 

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