徒然なるままに


最近になって、自分の歳回りの人たちの訃報を、予期せず聞くようになった。 

  

人間も50歳を過ぎると、一生の長さ(限り)というものを感じるようになる。仮に運良くあと30余年生きるとすると、いまから30年前を振り返ってみれば、その時間のスパンが実感できる。仕事であれ、遊びであれ、何かに没頭していた若い頃には、まるで無かった感覚だ。 

  

自分でも、今もなおミュージシャンとして日々成長しているのは驚きだ。ある程度のカネや名声は、あればあるに越したことは無い。しかし、そんなことより、自分で納得のいく演奏を、聴衆の前でどれだけ出来るかどうかの方が、よほど切実だ。


”自己満足“という言葉には、どこかネガティブな響きがあるが、自分で満足できる演奏をすることは究極の目標である。これまでに、長い時間を経過しても自分の記憶に残っているような演奏は、ほんの数回、数えるほどしか無かった。 

  

今日4月29日は、僕が崇拝するシカゴのブルースマン、オーティス・ラッシュ氏の誕生日らしいが、偶然、それは自分の誕生日でもある。何か、運命的なものを独善的に少し感じながら、今日も今日とて、楽器と歌の練習に励もう。

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