ディープ・パープルのロックンロール殿堂入り


僕は高校2年の時に、オーティス・ラッシュを聴き始めて以降、黒人のブルース音楽にどんどんハマって行った。しかしそれまで、中学と高一の頃はまるっきりロック少年だった。 

中学生の時、初めて観に行ったロック・コンサートが大阪で  CCR 、その次がディープ・パープルだった。 ジョン・フォガティの男気溢れる格好良さとは対照的に、ギターを空中で振り回したり、踏みつけたり、アンプにこすり付けたりするリッチー・ブラックモアの妖艶なプレーを、ただあっけに取られて見ていた。 

その後少しして、レッド・ツェッペリンをコンサートで観ることが出来たのも幸運だったが、演奏時間が3時間以上と非常に長かった記憶がある。 

先日、その頃から40年ほど経って、ディープ・パープルが、ようやくロックンロールの殿堂入りを果たしたと聞いて、何か溜飲が下がる思いだった。 

ブルースをやるようになって、僕はいつしか爆音に興味が無くなってしまった。しかし、たまに 70年代始め頃のハードなロックを聴くと、今も血が騒ぐ時がある。当時は、そもそも爆音やメタルという表現が無かった。

ときどき、ステージでギターを無性に速弾きまくりたい衝動が込み上げる。おそらく何かのきっかけで、少年時代の深層心理が目覚めているのかもしれない。 

あの頃のディープ・パープルやレッド・ツェッペリンには、大音量の音楽というだけでは、片付けられない深遠さがあった。


 

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